ワークショップ再開しております。
新型コロナウイルス感染拡大予防として下記の対策を実施しております。
- ご利用される際にはマスクの着用をお願いします。講師にもマスク着用を義務付けております。
- 入り口にて消毒液による手指の消毒をお願いします。体調のすぐれない方は、ご利用をお控えいただいています。
- 1回のワークショップ参加者は最大2名様までとさせていただきます。
- 工房内の換気を強化し、適宜テーブルや道具の消毒を実施いたします。
工房 毯なかは、兵庫県赤穂市にある手織り工房です。
赤穂には脈々と受け継がれる「赤穂緞通」と呼ばれる手織りの敷物があります。その赤穂緞通で培われた技術に柔軟な発想を取り入れて、今の暮らしに合うように、綿糸でつくる手織りの椅子敷き「赤穂ギャベ」の開発拠点として活動しております。
赤穂ギャベの一端を体験していただけるように、小さな手織機を使ってミニギャベ(タペストリー)のワークショップを不定期ながらも開催しており、未来の担い手として研修生育成への取り組みも少しずつ動き出しております。
また、手織りの椅子敷きに適した素材として、ハセ糸(綿糸10番手/12本合糸)の販売もしております。
ミニギャベ 手織りワークショップ
ミニギャベ 手織りワークショップ
小さな卓上機を使って、およそ8cm四方のミニギャベ(タペストリー)を1枚制作します。
- 所要時間:2時間(アフターティ込み)
- 参加費:お一人 2,000円(2名様以上)、1名様の場合 2,500円となります。
- 仕上げ:額縁+1,500円 or 流木+500円
※指定糸以外だと別途費用が生じます。
ミニギャベ 手織り体験
小さな卓上機を使って、経糸(たていと)に糸を結びます。
- 所要時間:30分〜1時間(アフターティ付き)
- 参加費:500円
出張ワークショップ
不定期ですが、赤穂を飛び出して出張ワークショップも行っています。(イベントなどの対応もしております。詳しくはお問い合わせください)
- たつのワークショップ(兵庫県たつの市)
研修生育成
赤穂ギャベ・赤穂緞通の未来の担い手として研修生を募集しております。詳しくはお問い合わせください。
・指導料 2,000円/1回+糸代
ハセ糸のお買い求め
わたしたちが作る手織りの椅子敷き(赤穂ギャベ)のハセ糸として使っていただくのに適した素材として、10番手の綿糸を12本合糸に仕立て直したものをお買い求めいただけます。
※「ハセ」とは赤穂緞通の用語で経糸に糸を結ぶ作業(ペルシャ結び/ノッティング)。
赤穂ギャベのお買い求め
工房では赤穂ギャベ(椅子敷き)を手にとってご覧いただけ、お買い求めいただくこともできます。
赤穂緞通(あこうだんつう)とは
江戸後期から明治初頭、中国の万暦氈(ばんれきせん)に魅せられた「児島なか」が、緞通の技術・研究を独自に重ね、26年もの歳月をかけて生み出された敷物です。
当時、赤穂では塩田に従事する女性たちが多く集まっており、その豊富な労働力によって殖産興業として賑わい、日本三大緞通と呼ばれる規模にまで発展しました。明治末期には御召列車の敷物として天蚕を使用した赤穂緞通が採用され、その後も東宮御船、枢密院王座の敷物としても重宝がられたとされています。
現存している古作の緞通をみても、赤穂緞通らしさとして代表的な文様(柄)もありますが、その多くは柔軟なアレンジが加わっています。茶人、名のある料亭、お茶屋などに好まれ、遠く海外にも販路を広げていた全盛期、織り元に舞い込む依頼主の造詣の深さが大きく影響していたのだと想像されます。
昭和初期の綿花輸入制限や、戦後の近代化の影響もあって赤穂緞通は衰退の一途をたどります。平成に入り織り元が一軒のみとなった頃、赤穂市によって「赤穂緞通織方技法講習会」が開催されるなど復興の兆しが生まれ、今日では小規模ながらも緞通に魅了された織り手が個々に工房を営み日々研鑽されています。
恋人の聖地 赤穂御崎 まち歩き優待MAP
お申し込み・アクセス
工房 毯なか(たんなか)
〒678-0215 兵庫県赤穂市御崎47
Tel 080-5304-0460
JR播州赤穂駅からバスで約15分
ウエスト神姫バス(御崎・かんぽの宿行き)で「川口町東」下車 徒歩すぐ
工房の駐車場は2台まで(※赤穂御崎無料駐車場をご利用いただく場合は徒歩3分)